山本　幸久　著
「パパは今日、運動会」

あらすじに
創業49年（株）カキツバタ文具の社内運動会。
ノリはいまいち。その分金くれ、が本音……のはずがなぜか大盛上がり。
うちの会社ってこんなだった!?　痛快会社小説。

って、あるけれど、
どこが大盛り上がりなのか？？
盛り上がってんの？この運動会。


私はちっとも盛り上がらず。
さらっと読む本にしても面白くなかった。

桂　望実　著
「嫌な女」


第一章がいやに簡単に終わってしまって
アレ？って拍子抜け。


こんな内容が続くの？って
落胆しながらも、読んでいったら
落胆する本じゃない。


胸に突き刺さる言葉
胸が温かくなる言葉
胸が痛くなる言葉

切なくなる
涙がでる


読んで良かったと思う本

乃南　アサ　著
「ウツボカズラの夢」


人の心に棲むサスペンスって感じでしょうか。


自分の幸せのために、したたかになったのか。
でも、我慢したり、耐えたり、自分に言い聞かせたり。
そこまでしても幸せと思うのだろうか。
そこまでしないと手に入らないものなのか、幸せってもんは。


自分を幸せにできるのは自分だけ


なのだろうか。

今野　敏　著
「エチュード」


あらすじ
渋谷・新宿で相次いで発生した無差別殺傷事件。
警察は衆人環視のなか、別人を現行犯逮捕するという失態を繰り返してしまう―。
警視庁捜査一課・碓氷弘一は警察庁心理調査官・藤森紗英を相棒に事件の真相に迫る!!




事件が起こる前半には引き込まれず、
警察って、大変なお仕事なんだねーとか。
著者もよく警察のことを調べて大変だよねーとか。
そんな呑気な感想もありつつ、
後半部分から、引き込まれる。
人間関係にホロっときちゃったりなんかもして。


想像できる結末が残念だったけれど、
盛り上がるだけ盛り上がって
尻すぼみ的な結末ではなかったから良かったかな。

中田　永一　著
「百瀬、こっちを向いて。」



恋愛アンソロジー『I LOVE YOU』にて
大絶賛された中田永一の単行本デビュー作




私の好きな作家さんが、別名で恋愛小説を書いていると知って
（知ったのは先日読んだこの本）






乙一＝中田永一
と、書いてあるわけでも、認めているわけでもないけど、
（覆面作家なので）
世間では乙一＝中田永一説が濃厚なので、
まぁ、そうなんだろうと思って、
早速、読んだ。




恋愛小説の短編集
主人公は高校生


悲しいかな、主人公と年齢が離れすぎていて、
そこまでキュンとはなれなかったけど、
爽やかだったわー。
青春、だねぇ。



カムバック、青春。
カムバック、恋愛。